
プロフィール
河野真紀様
大学の事務 → 社長秘書 → 土山印刷
好きな言葉 一期一会
― 土山印刷に入社された転機はなんですか?
誰かのためにアシストする仕事ではなく、自分で責任を持って決断できる仕事がしたいと思ったからです。
― そう思われたきっかけはありますか?
今まで、やりたい仕事を漠然としか考えたことがなかったんです。与えられた環境の中でしか仕事をしたことがなかったので。
新卒の時も就職活動もあまりしておらず、大学の仕事もたまたまお話を頂いて勤めることになりましたし。
自分がやりたいことを改めて考えた時に、人が好きだということに気づき、人と出会える仕事として人事の仕事をしたいと思いました。
人事職は、未経験者の中途採用はあまりないのですが、土山印刷では未経験でも受け入れて下さったので勤めることになりました。
ご縁があったんだと思っています。
― どうしても就職するときは自分が名前を知っている大手企業に就職してしまいがちですが、そういう「縁」って大事ですよね
消費者として名前を知っている大手であって、業界間では有名でも一般的には知られていないことがありますよね。
私も印刷業界への就職は考えにありませんでしたので、今この会社でやりがいを持って働いていることに不思議な縁を感じています。
管理本部で総務・人事のお仕事、主に新卒の採用を担当しています。
総務の仕事は、具体的には社内広報、業務通達、電話・来客対応、備品や稟議書の管理、季節業務、会議資料の作成など様々です。
何でも屋というか、会社の奥さんみたいな役割ですね。
今の取り組みとして、「経費削減運動」という活動をしています。
ウォームビズ、昼休みの消灯、ETCやエクスプレスカードの導入、旅費規程の見直しや文房具流用キャンペーンなど、小さなところから少しでも経費を削減しようという試みです。
大きな会社では当たり前のようにしていることですが、弊社では経費削減の意識がまだまだでしたので、現状を見直しながらいろんな制度を導入しました。
また、これらを社員に伝えるポスターなども作っています。
自分が提案したことを実現させてもらえるのは、中小規模の会社ならではだと思います。担当者レベルでの決断も可能ですし。
その分やるべきことも、責任もありますが、アイディア次第でいろんなことが出来るのはとてもやりがいがあります。
管理本部という部署は、社内の人々やお客様など「対人(たいひと)」の仕事です。
― 会社について教えてください
2011年に創業100周年を迎える老舗印刷会社です。古くから大手のクライアント様と共に成長し、
商業印刷物を中心に、これまでは販売促進用のカタログ・チラシ・パンフレットの作成をしてきました。
インターネットの普及と共に販売方法も変化し、クロスメディアプロモーションも行っています。
具体的には印刷物、デジタルコンテンツ、展示会の企画など様々な媒体を組み合わせることで、お客様にとって一番効果があると思われるものを提案していく営業スタイルをとっています。
営業マンがクライアントのニーズを聞いてきて、企画を立てます。同じ販促コストをかけるのであれば、最大限の効果が出るようベストを尽くすというスタンスです。
そして、従来の印刷会社の領域にとどまらず、販売促進のパートナー企業としてお客様と一緒に成長していきたいと考えています。
最近では情報伝達ツールがデジタル媒体に移行し、紙の需要がなくなってくるのではないかと言われています。
しかし、デジタル媒体では自分の気になるものしか見ないのに比べ、紙は人を選ばず広告することが出来ます。
その利点を活かし、インパクトを与え興味を引くためのツールとして印刷物を用い、webと相性のいい印刷物を提案できればと考えています。
また、弊社は2006年12月に新社屋に移転しました。こちらは、光ファイバー網を完備したフルデジタル工場となっており、より高品質・短納期対応になりました。
これからは、『デジタル技術をベースとしたクロスメディアプロモーションのトップランナー』として活躍する会社でありたいと考えています。
― 学生の頃にしていたことや、企業についてもっていたイメージについて教えてください。
学生の頃は、家庭教師や病院の受付など、アルバイトを6種類ほど掛け持ちでしていました。貧乏アジア旅行にもたまに行ったりしていました。
企業についてのイメージについては、就職ということをあまり考えていなかったので漠然としたものでした。
入社してから感じたことは、会社は人で成り立っているということです。
製品を作っているのも、取引先企業というのもやっぱり人なんです。人と人とのつながりで会社は出来ていると感じます。
私の好きな言葉に「一期一会」という言葉があります。
お茶の世界の言葉ですが、人との出会いは不思議なご縁ですので、一つ一つの出会いを「この人に出会えてよかった」と思えるものにしたいと思っています。
すべての出会いを大切にしたいですね。
やりたいことを何でもやるといいと思います。バイトや旅行など、時間がたくさんあるのは学生のうちだけなので。
いろんなことをして、その中で見えてきた自分の好きなこと、やりたいことを将来に繋げればいいかなと。
平行して自己分析も早い内から行っていくといいかもしれませんね。
それと、常にアンテナの感度をよくしておくことだと思います。飛び込んでくる情報を受け入れやすいように。
常時アンテナを立てておき、価値観をやわらかく持って、吸収しやすくしておいた方がいいと思います。
どんなに情報があっても、吸収できないと意味がないですからね。
そうすると会社選びにおいても、企業選択の幅が広がり選択肢も増えると思います。
そしてそのアンテナは情報だけではなく、人の感情に対しても同じようにいつも敏感にしておくことが大切だと考えています。
恩師の言葉なんですが、豊かな感受性は人生を豊かにすると。
― 苦労していることはありますか?
あまり苦労しているとは思わないです。ただ、まだまだ知識が足りないので、日々勉強です。
― 仕事と個人の今後の目標を教えてください
仕事に関しては、仕事の幅を広げるということです。
入社して2年目ということで、これからやれる仕事の量も質もまだまだたくさんありますから。一歩一歩築きあげて、信頼して仕事を任せてもらえるようになりたいです。
個人的な目標は、自分の幅を広げて、もっとおっきな人になりたいですね。(笑)
そのためにいろんな物を見たり、人と話をしたり、本を読んだりして知識を吸収するのが好きです。
年間200冊くらい本を読みますね。小説や仕事に関する本など、いろんな分野の本を読みます。
それからもう一つの目標は、おばあさんになるまでずっと、知らないことを素直に「知らない」と言えて、人に尋ねられる人になりたいです。
一生飽くことなく勉強し、感動し続けられたらいいな、と。
― 最後に学生に一言お願いします
アンテナはいつも立てておいて下さい。そして感度を良くしておくことですね。
吸収できるものを十分吸収して豊かな人になってください。














